中国語声調のコツを視覚を用いてわかり易く説明した動画です。
レビュー:★★☆☆
《ここがオススメ》
中国語声調の基本が非常にわかり易く、ポイントが的確に解説されている
ので非常にお勧めする。
《この動画の要約》
3声は、あごを引くように声を低く抑え、声が出ないくらいまで下げる。
その際喉に締め付けられるような緊張感を感じる。
・これまで下げられないところまで下げて、
そのあと喉の緊張をほどく。
・後半の上昇部分は無理にあげず、自然にする。
日本語のイメージではガッカリしたときの「あ~あ」
・4声は高めの声を一気に下げるように発音する。
1声の高さから一気に下げられるだけ下げる。
日本語のイメージではカラスが鳴く「かぁ~」
《コメント》
今回は中国語発音3声の基本について動画で解説したが、
意外にこの3声が出来ていない人が多いので要チェックだ。
基本的に日本人は中国語の2声と3声の区別を付ける事が出来ない。
聞いた感じさほど差も感じないのではないだろうか?
でもこの「大体同じ」という甘い考えが、自分の発音さえも
適当になってしまうという罠に陥りやすい。
更に言うと、はっきり聞きとれていないので自分でも再現できない
という理由もある。
もしかしたら先ほどの動画を視聴して、3声の音が2声に聞こえた
人もいたことだろう。
もしそうであれば、後半部分の点線部分(少し上がる部分)
には細心の注意を払う必要がある。
3声最後の上りは、日本人が意識して出すと2声っぽく聞こえるので、
極力上がらないように意識する程度でしっかりと発音できる。
逆に言うと、2声の場合に最後までしっかり音を上げてあげないと、
2声が3声のように聞こえてきて混乱を招く。
出来ないうちは人それぞれ2声と3声にばらつきがあるが、
今から、自分なりの2声と3声の違いをはっきりと付けておこう。
これは相手が聞きとれる聞き取れないの問題ではなく、
自分が相手に伝える意思表示である。
中国語に標準語という概念はあまり通用しないため、
自分なりに、
「自分の2声はこれだ!」「3声はこれだ!」と意思表示する事だ。
そうする事で、相手が初めは聞き取れなくても
相手は自分の話す中国語の特徴を感じ取り、
聞き取れるようになってくる。
要するに2声と3声のポイントは、
・極力初めに音程を下げたあと、
後半部分を何処まで上げるか上げないかの問題である。