綺麗!と中国語で言う時は【漂亮】piào liangを使いますが、具体的な使用法やその他の関連単語(美丽や好看)も含めて解説していきます。
漂亮を研究しよう
きれいの漂亮はピンインでは
piào liang
漂 亮
となります。
単独で【亮】は明るいという意味の形容詞で声調は4声ですが、漂亮と組み合わせると5声の軽声へと変化しているので気を付けるようにしよう。
★漂亮の亮は4声ではなく軽声です。
使用例をもっと詳しく
では次に、漂亮を使った実際の例文や文の組み立て方等をYouTubeでUPされている動画を参照して確認してみて下さい。
あなたは綺麗ですという文を作る場合、
你很漂亮
となります。くれぐれも你是漂亮と言わないように気を付けてください。
また、很を付けないと比較のニュアンスがあるため、気を付ける必要もあります。
更に、副詞に関しては【很】以外にも【真】や【非常】をつけて、
你真漂亮
你非常漂亮
という事が出来ます。
否定文を作る場合は、
你不漂亮
になります。
さらに詳しく解説
ここまでの解説はごく一般的で、辞書や他のサイトで調べても見つかる事と思います。
ではここから、中国語の綺麗を覚えられるようにもう少し突っ込んで解説をしていきたいと思います。
まず、どういう時に日本語で「綺麗」という事が出来るのか?簡単にまとめてみます。
・今日着ている服がとても綺麗!
・あなたの字はとても綺麗!
・景色がとても綺麗!
・部屋がとても綺麗!
・髪がとても綺麗!
・歯が綺麗!
こんな風に、少し考えてみれば日本語で綺麗という場面は沢山あります。
これらのキレイは、すべて中国語の【漂亮】に相当するので、非常に使いやすいのですが意味をしっかり掴んでおく必要があります。
まずキレイ【漂亮】は、整っているという意味に比較的焦点が置かれている事に注目してください。
これを無視してしまうと、中国語ではたまに違う意味で漂亮を使ってしまう事があります。
例えば日本語では、「部屋が綺麗!」を、ゴミがない・清潔という意味でキレイと言う事がありますが、この場合中国語では「干净」という清潔さを意識した単語を使います。
この整っている!という点を意識できれば、中国語で「漂亮」を使いこなすことが出来るはずです。
よって、先ほどの「歯が綺麗」という使い方は、歯が汚れていないという意味ではなくて、歯並びが良いという意味での「キレイ」になります。
その他の綺麗
基本的には「漂亮」を覚えれば様々なシチュエーションで使う事が出来ますが、勉強していると漂亮以外にもキレイに相当する単語がある事に気づきます。
例えば、美丽 や好看。
これらをどのように区別する事が出来るでしょうか?
現地の中国サイトではこのような回答が載せられていました。
美丽是从内到外散发出来的,包括了心地、气质、学识、谈吐、性格、着衣的风格形象等,耐看,要慢慢品!而漂亮只是外表的,一眼就能看全、看透了。所以人家说,漂亮的女人并不一定美丽,美丽的女人一定漂亮!
この解説によると美丽は美しさを意味していますが、漂亮との違いは、漂亮は主に外見を指しているのに対して、美丽は内から外部に美しさを放っている状態を意味しているそうです。
つまり真の美しさに焦点が置かれているのにお気づきかと思います。
よって、漂亮的女人というのは外見を指しているのであって、必ず内面まで美しいとは限らないという事になるのかもしれません。
しかし、美丽的女人は内側から美しさが出ている為、必ず=綺麗(漂亮)という事になります。
少し複雑ですね。
だからといって、漂亮を女性に用いるのは失礼なのかと言えば、絶対にそんな事はありませんし、漂亮と言われても相手は「どうせ中身は・・・」というような反応には絶対になりません。
続いては、好看と漂亮の違いです。
我说一下自己的理解,请你指教: 好看是出自单个的个人观点的看法,比如我觉得某某人挺好看,其实也可以说你觉得这人漂亮~ 但漂亮则是大众的观点的集合,其实关于容貌的漂亮无非就是完美的平均数,比如脸多长,多宽,大众的平均值就是最漂亮的!当你脸太长,超过平均数值太多,自然大家觉得不漂亮,太短也是一样,仅举这一个例子! 今天来看一下,有写补充,好看这个词更口语化一些,自然,漂亮就是更书面化一些了!
中国語を勉強した事がある人なら、好看も同様に漂亮と同じような感覚で使う事が出来るのを知っているのではないでしょうか?
では両者の違いはどこにあるのでしょうか?先ほどの解説文を分かり易く日本語で言い換えるとこうなります。
好看は主に個人を主体とした考え方です。人それぞれ「キレイ」の基準は異なるため、自分が綺麗だと思っても他の人が必ずしもそれに同意するとは限りません。でも自分が綺麗と思うなら「好看」でOKです。
しかし、漂亮というのは多くの人の観点で見て標準的に「キレイ」であるかどうかに重きが置かれています。
例えば、富士山を見てほとんどの人が綺麗!と感じる事から、「好看」「漂亮」はどれも該当します。
しかし、多くの人が不漂亮と感じる中でも一部の人にとっては「キレイ・素敵」と感じる事があります。(芸術作品などが該当します。)
そんな時は、個人を主体とした「キレイ」つまり好看をチョイスする事になります。
また、漂亮の方が書き言葉に近い事も覚えておいてください。
微妙な違いですが、この要素を理解したうえで最後にいくつかの例文を見てください。
漂亮・好看・美丽に対するイメージが何となく浮かんできます。
1、你戴那顶帽子很好看。
(その帽子とってもいいね!)
2、这张桌子倒很好看,不过小了点儿。
(この机とってもいい!でもちょっと小さいな。)
3、这衣服穿在我身上好看吗?
(この服自分が着ても綺麗かな?)
4、你把头发扎起来好看多了
(髪の毛を束ねた方がずっといいね!)
1、我看见美丽的鸟儿在飞翔。
(美しい鳥が飛んでいるのが見えた)
2、她渐渐出落成美丽的姑娘。
(彼女は徐々に美しくなっていった)
3、他们在观看美丽的晚霞。
(彼らは今美しい夕焼けを眺めている)
4、用纸把美丽的花束包好
(用紙で綺麗な花束を包みましょう。)
1,过春节时放的烟火十分漂亮,
(春節の花火はとてもキレイだ。)
2、小红不仅漂亮,而且心地也很善良。
(紅さんは綺麗なだけでなく心も善良だ)
3、这里的风景很漂亮。
(ここの景色はとてもきれいだ)
4、钱能买漂亮的眼镜。
(お金で素敵な眼鏡を購入できる。)
他にも単語の用法でお困りのことがありますか?
当ブログの単語カテゴリーで、区別がしにくい単語を詳しく解説しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。