中国語は、発音が難しいって言いますよね?
自分の発音に自信がありますか?
今日も、日本人によくあるパターンというのを紹介
していきます。
今回の発音は、前回の e矯正よりも簡単
なので、要点だけつかめば すぐに出来るようになります。
実は私も勉強を始めた当時は 全然できてなくて、
というか、間違っていることに自分自身が気づきませんでした。
中国語を習いはじめて1年くらいの日本人M君とお友達なのですが、
彼は1年でダイブ進歩しました。
中国に来た当時は全然話せませんでしたが、中国語の教師と
1対1で勉強をして、 1年後には かなり話せるようになりましたね。
でも、そのM君は いまだに 発音が苦手でして、
よく間違えています。
外国人と、外国人の発音に慣れている中国人は聞きとれるんですが、
外国人初めてです・・・という中国の方は、聞き取れないんですね。
それでは紹介します。
ピンインで、 feng
と表記する単語。
例えば、
1、风 (fēng) 風という単語。
2、丰富( fēng fù) 豊富という意味の形容詞。
これらは、2つとも feng がつく 発音です。
とにかく私が知っているのは、このfengを 間違って発音している人が
非常に多い事です。
英語のスペルを見てしまうと、 feng の e に目が行ってしまって、
eを意識した発音になってしまうんです。
でもそうやって発音すると、
ひらがな表記で ふぇん
と言ってしまうんです。
しかし、このように発音してしまうと、 中国語では、
feng ではなくて、 fen になってしまうんですね。
ですから、全然違う意味になってしまいます。
例えば、 先ほどの 丰富を ふぇんふー って
言ってしまうと、
吩咐 (言いつける・申し付ける) という意味に似てしまうんです。
実際には 吩咐の咐 は軽声で、 丰富の富は4声なのですが、
聞いた感じ似てしまいます。
それでは、どのように発音すればよいのでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・fengの正しい発音・・・・・・・・・・・・・・・・
これに関しては簡単です。
ピンピンを見て fengの eが入っているので惑わされているだけで
あって、 実際には fong であると認識してみてください。
英語のスペルの fon に近いと言えますね。
例えば、スマートフォン。 のフォンとか、
アイフォンの フォンの音に近い感じです。
私は出来なかったときに、このfengが出て来たときは、
「惑わされるな・・・これはfeng ではなく、fongだ!!」
と、脳に焼き付けていました。
ですから、まず自分の発音を確認してみて、
もし、fen になっていたら、
脳にfongだと焼き付けるようにトレーニングしていきましょう。
おかげで今でも fengを見た時は すぐにfongだと脳が識別して、
変な風に発音しなくなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・実際の発音・・・・・・・・・・・・・・・・
それでは、音声ファイルを今日もお渡しします。
今回は 先ほど例文で出した 風 と 豊富を
キーワードにしていきます。
例文1
jīn tiān de cài hěn fēng fù
今 天 的 菜 很 丰 富
(今日のおかずは沢山あるね!) 豊富だねという意味です。
例文2
jīn tiān de fēng hěn dà
今 天 的 风 很 大
(今日は風が強いね)
違いを聞きとっていただけたでしょうか?
一番の方法は、自分の声を録音して、確認することです。
それでは、今日も頑張っていきましょう!!