懐かしいを中国語でどうやって言うのか?怀念は使わない理由を
動画で解説します。
レビュー:★★☆☆
《ここがオススメ》
日本人が間違えやすい怀念の使い方や、
【懐かしい】に相当する正しい単語が紹介されているのでおススメ。
《この動画の要約》
日本語の懐かしいに最も近いのは、怀念。
使う時には、怀念の後に目的語を加える。
怀念过去(過去の事を懐かしく思う)
怀念故乡(故郷の事を懐かしく思う)
書き言葉に多くみられる。
・普段の日常会話にはあまり使わない。
「あの人懐かしいね!」
我怀念他は 使わない。
(亡くなった人や、強烈な印象のある人に対して使う)
強いて言うならば、想念を使う。
・懐かしいは2つのパターンがある。
1、昔の事を振り返り、今は戻らない・・・という懐かしさ
如果・・・还是・・・多好啊!
(もし〇〇だったらよかったな・・・)
例文
如果还是学生多好啊!
学生時代懐かしいね・・・
如果还是18岁多好啊!
18歳懐かしいね!
2、何かのきっかけで昔の事を思い出す。
・让我想起
この曲東京での生活を思い起こさせる・・・懐かしい!
这首歌,让我想起东京的生活
《コメント》
中国語と日本語で直訳できる時と出来ない時があるのを
しっかりと覚えていただきたい。
今回のような懐かしい・・・に相当するのが一例だ。
日本人が中国語を学ぶ際は、懐かしい⇒怀念が便利なので
統一したく気持ちは分かるが、今回は残念な事にそれが通用しない。
让を使った表現は中級者向けだが、
文法が苦手なら、とりあえず面倒な事は考えず、
今回は让我想起をセットで覚えると良い。
また、如果还是18岁多好啊!
のように如果・・・还是を使った表現は直訳すると、
【もしまだ18歳だったらどんなにいいか・・・】
という意味になり、
文面上では懐かしいという言葉を使っていないが、
言った本人には、18だったらいいのに・・・という期待と
懐かしむ思いが伝わってくるため、
結論から言うと日本語の【懐かしい】に相当する。
このように、中国語と日本語では若干表現の違いがあるために、
使う際に直訳するだけでは伝わらないし、翻訳を頼まれる際にも
この点に注意しないと正しく意味が伝わらない。
少し余談ではあるが、この表現のズレがある事によって、
翻訳という職業がいかに難しく面倒な作業であるかを
想像できるに違いない。
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