漢字が好きですか?
中国語を勉強している人の中には、漢字が好きだ
と感じている人がいます。
すべてが漢字で成り立っている!中国。
考えてみればすごい事ですよね?
私たち日本人は、漢字を忘れてしまったときに、
恥ずかしながらも平仮名を使って書いて、
相手に
「この人こんな字も知らないんだ・・・」
と思われるんじゃないかという恐怖と戦いながらの
生活です。
ちなみに、日本の場合は 平仮名を使って何とかなりますが、
中国の場合って どうなると思いますか?
中国人がもし漢字を忘れたら・・・
という事です。
あるわけない? いや、しょっ中あります。
忘れると、実は
どうしようもない状態になります。
中にはピンインを書けばいい という風に考えるかもしれませんが、
中国人すべてがピンインを習得しているわけではないので、
漢字を忘れた⇒ピンインで書こう!
という思考回路にならないんです。
ですから、タブレットを渡して文字を入力してもらう時に、
ピンインで文字を入力するよりも、
手写と言って、画面上に指を使って実際に書く
手書き方式を採用している人が沢山います。
もしかしたら始めの文でお気づきかもしれませんが、
私は中国に住み、中国語を愛していて、中国が大好きですが、
漢字が苦手です。
小さいころから パソコンがある家庭で育ってきて、
電子機器に興味があったので、
書くという作業を 小学生の4年生くらいの時から
だんだんしなくなり、
漢字が苦手になりました。
でも、そんな私でも 中国で生活し、中国人の妻までいます。
ですから、一つお伝えしたいのは、
漢字が苦手だからと言って、
中国語が出来ない・・・
という事はありませんので、安心してください。
でも、どうしても苦手だな・・・という方は、
まず漢字を好きになってみましょう!!
苦手と、好きは 違いますからね。
・・・・・・・漢字を好きになる方法・・・・・・・・
私が中国で生活して漢字が好きになったのは、
中国の漢字文化を知った影響が大きいです。
例えば、日本では英語文化も入っているので、
必ずしも英語をカタカナにする必要はありませんよね?
でも中国という国は漢字文化なので、
意地でも漢字で表現します。
例1
マクドナルドは、
mài dāng láo
麦当劳
例2
ケンタッキーは、
kěn dé jī
肯德基
ここまではご存じのはず。
例3
ブリジストン
pǔ lì sī tōng
普利司通
例4
皆さんご愛用の LINE
lián wǒ
连我
例5
有名なアインシュタイン。
ài yīn sī dàn
爱因斯但
例6
アレクサンダー大王
yā lì shān dà
亚历山大
ざっと紹介してみましたが、
私はこの意地でも漢字で表現する中国の文化に
かなり面白みを感じて、漢字が好きになりました。
これ漢字で表現できるの?
っていう時に、無理やり漢字でかぶせてきて、
全く元と発音がかけ離れてしまう のを見ると、
つい笑ってしまいます。
マクドナルドとか、もっと違う漢字なかったんでしょうか?
そう思うと面白くないですか?
そして、最後の亚历山大なんですが、
実は今多くの中国の方がこの言葉を使っています。
中国語でストレスは、
yā lì
压力
と言いますが、 亚历山大の 亚历を 压力に
変えると、
压力山大となります。
これは、ストレスが山のように大きい・・・
と表現できるため、
ストレスを抱えている人は、冗談交じりで
あー亚历山大だー っていいます。
中国語では、
wǒ zuì jìn yā lì shān dà
我最近亚历山大!!
って言います。
最近ストレスを抱えている方は、言ってみましょう。
そして、漢字が書けなくて、中国語の勉強が面倒だな
と感じている方!!
大丈夫です。
先ずは漢字を好きになるようにしてみて下さい。
こちらのブログでもまた面白い漢字を紹介していきます。