中国語を勉強してしばらくしてくると、
どうやって文を組み立てたらいいのか分からなく
なってきませんか?
ある程度文法も大事だって気づいてはいるものの、
文法というと、学生時代をどうしても思い出すので、
なかなか手を付けられませんし、
まず文を組み立てようという努力自体が
嫌になります。
生粋の日本人である私でも、
語順・・・という話題になれば、
こうやって日本語で文章を書いている時でも
「この語順であっているかな??」
「この単語が前の方がいいか?」
って悩むと事がしょっちゅうです。
私は毎日適当にブログを書いているわけではなく、
・どうしたら見やすいブログになるか?
・どうしたらわかり易い説明になるか?
・どうしたら 面白く学習できるか?
こんな事を考えつつ、日々文の構成を考えています。
ですから、時間がかかることもありますし、
修正をすることもあります。
でも、日本語の語順が正解か間違いか?
なんてことは 誰もがほぼ感覚に頼っていますよね。
でも、もし私がこんな文を書いたら どうでしょうか?
「今日の朝の6時の20分に起きた」
なんか異常に”の”が多くありませんか?
こんなに”の”を付けなくても、
「今日朝の6時20分に起きた」
や、
「今日の朝6時20分に起きた」
更には、
「今日朝6時20分に起きた」
等
実際には”の”を付けなくても表現できます。
そして、先ほどの3つの意味は 変わらないですよね?
中国語でも、日本語の ”の” に値する ”的”
という表現を使う事ができます。
中国語初心者が、初めの頃に学ぶ単語で、
この単語を知った時に、
「わー日本語と同じだ!!」
と感動して、しばらく使い続けます。
例えば、
我的手机 wǒ de shǒu jī (私の携帯電話)
日本的东京 rì běn de dōng jīng (日本の東京)
青春期的孩子 qīng chūn qī de hái zi (思春期の子供)
こんな感じで、日本語と同じ感覚で使えるので、
すぐに覚えることが出来ます。
でも、ちょっと出来るようになってくると、
ある問題を抱えるんです。
例えば住所を言いたいときに、
東京の港区の麻布十番に住んでいる
というと、
我住在东京的港区的麻布十番
でいいのかな??っていう不安があります。
ここでは2回”的”って使いましたが、
中国語的にあっているのでしょうか?
結論からすれば、間違ってはいません。
でも、中国語だって立派な言語です。
聞いていて聞きやすい中国語というのは
確実にあります。
ですから、先ほどのように 的を使いすぎてしまうと、
少し聞きづらくなってしまいます。
外国語ですと、語順を変えていいものかわからなかったり、
そもそもあっているのか 分からないので、
どうしたらいいのか分からなくなりますが、
意外に驚くのが、柔軟性があるという事です。
日本語で ”の” の位置を減らしたり変更できるのと
同じように、中国語でも日本語のような感覚で減らしたり
変更したりしても大丈夫です。
例えば、
日本の東京の港区麻布十番ですと、
日本东京港区的麻布十番
でOKです。
この場合だと1回しか”的”を使いませんでしたが、
このほかにも、
日本的东京都,港区的麻布十番
こんな感じで間に句読点を入れて一呼吸おいても
いいかもしれません。
日本語例文の”今日の朝6時20分に起床”
に関しても、
今天的早上在6点20起床
と言えますし、
今天早上的6点20起床。
でもOKです。
ここでもし、
今天的早上的6点20起床
と言っても伝わるんですが、
「”的”使いすぎじゃない??」
ってことになりますので、注意が必要です。
少しでも便利な単語を覚えると、
そればかり言いたくなってしまいますが、
日本語と同じように、同じ単語だけを使いすぎないように
気を付けていきましょう。