中国語の方向補語がチンプンカンプン?って時に見ると良い、分かりやすい図と
共に解説している動画です。
レビュー:★★★☆
《ここがオススメ》
難しい中国語の方向補語の説明が図で解説されているので非常にわかり易く、おススメ。
《この動画の要約》
・方向補語とは、動詞の後に置かれ、動作の方向を表す。
・日本語にも、 〇〇って来る、〇〇行くという表現があるため、
比較的理解しやすい。
・他今天特意带了照相机来(彼は今日わざわざカメラを持ってきました)
・我们爬上了山顶(私たちは山頂に登りました)
・方向補語を学ぶと気づくが、目的語の位置がよく変わる。
・更に抽象的な派生儀を表す場合もあるので、
見たままで判断しにくいような表現もある(動画を参照)
・方向補語になるのは方向性をもつ動詞であり、3種類に分けることが出来る。
ABCのグループ分けに関しても動画を参照していただきたい。
・1音節の物は単純方向補語
2音節の物は複合方向補語に分けられる。
・1音節単純方向補語
来・・・話し手に向かって近づいてくる。
去・・・話し手から遠ざかる。
(話し手が部屋の中にいる場合は、他进来了)
(話し手が部屋の外にいる場合は、他进去了)
・上は、低いところから高いところに上がる場合。
我们爬上了山顶。
・下は、高いところから低いところに下る。
他才吃了几口,就放下筷子不吃了。
(彼女は何口か食べただけでもう箸を置いて食べるのをやめました)
その他・进(入る),出(出る),回(戻る),过(渡る・通過する),
起(低いところから高いところへ向かう)
※動画にて例文を参照していただきたい。
《コメント》
中国語の方向補語は、可能補語と並んで難しい文法だ。
攻略するコツは、今回の動画をしっかりと見て、
どのような方向の変化があるのかをしっかりと頭の中でイメージする事。
参考書等では矢印が書いてあるだけなので、今回の動画は図が動く
という点でとってもわかり易い。
普段日本語を言う時は意識せずに方向性のある語句を用いているので、
これらを急に文字形式にして方向補語と言われても、ピンとこないのは
仕方のない事だ。
誰でも戸惑う文法箇所なので、今分からなくても気にしないようにしよう。
動画でも解説されていたように、難しいのは 上の使い方と起の使い方。
この2つは独特なので、今分からない場合はパスしても構わない。
まず出来ると思われるその他の単純方向保護から極めていこう。
どうしても上の使い方が気になる方は、
以前こちらのページで解説した過去記事を参照していただきたい。
起の使い方をどうしても覚えたいのならば、
まずは看起来 说起来などの、
見た目・・・を意味する単語から覚えることをお勧めする。
看起来(見た感じ・・・)
说起来(言った感じ・・・)
こんな意味で使っていくことが出来る。