去と吃の中国語発音の仕方を動画で解説したものに補足を加えていきます。
去と吃を言えない人が多い
日本人に苦手な中国語発音は多数存在するが、
意外にも去や吃を言えない人⇒正確に言えば出来てない人が
沢山いる。以前できていたとしても徐々に発音が雑になってくる人も
いるので、今回しっかり勉強していこう。
まずは、日本人が解説している去と吃の発音攻略法を
チェックしていこう。
日本人講師と言うと少し不安になるが、
自分も動画を確認して発音をチェックしたうえでシェアしているので、
安心していただきたい。
チェックポイントはこれだ
単語帳にカタカナ表記している場合があるが、それらは
参考にならない。
日本人と中国人には違いがあり、
中国人は口の筋肉をよく使う。
去に関しては、日本語のチューとは違う発音である。
・去の発音
具体的な発音方法は、
唇をまず口笛を吹くような形にし、力を入れ舌を歯に
くっつけた状態でチューと発音する。
唇は口を吹くようにつぼめる。
歯と舌が擦れる音が出ているかどうかを確認する。
・吃の発音
よく市販の単語帳にはチーと書いてあるが、どちらかと言うとツーに近い。
なぜなら、実際にツーと発音できない中国人もいて、
南方ではツーという人が多い事から、これでも通用する。
しかし、これは正確な発音ではない。
具体的な対処方法として、
ツーの状態から舌を軟口蓋に上げていく。
チーは通じないが、ツーは通じる。
これら2つを組み合わせた例文として、
我去吃饭(wǒ qù chī fàn)
以上が去と吃の発音方法である。
伝わればOKという概念
正確な発音と言うと多くの人は舌の位置を気にしたり、
鼻から息が出ているかどうかを確認する人も多い。
これらは参考書に書かれている説明であって、
それを鵜呑みにしがちだが、必ずしもその説明が
100%正しいとは限らない。
今回の動画も非常にわかりやすく、それが100%正解
とは言えないが、日本人にとっては非常に助かる内容だ。
では正確な発音とは何なのか?
大事なのは何を持って正確と判断するかだ。
いい例がモノマネ選手権である。
誰かのモノマネをする時、
必ずと言っていいほど強調される人物の特徴があるが、
それは別に規定で決まっているわけではないし、
絶対にしなきゃいけないというわけでもない。
しかし、それを取り入れれば多くの人から認識され、
より正確なモノマネになる。
中国語の発音もモノマネと同じで、
「いかに本物に似せるか」
が重要なポイントとなる。
我々は所詮外国人であり、外国人がどんなにがんばっても
ネイティブの発音になる事はまずない。
他人からの評価は、「ネイティブなみ」
「まるでネイティブ」という事になる。
発音を強化する動画や市販テキストは沢山あるが、
中には難しいものもあれば、分かりやすいものもある。
つまりそれらは、いかにネイティブに似せるための
参考書ということになる。
この、「中国語発音は所詮モノマネである」
という概念を理解できれば、誰から発音レッスンを受けるかは
重要であると同時に、必ずしも参考書の方法に頼る必要がない
事も見えてくるはずだ。
また、中国語の発音は中国人から絶対習うべきだ!
という意見も100%正しいとは言えない。
講師の発音が問題なければ、日本人からレッスンを受けるのも
十分許容範囲となる。