中国語をレベルアップさせたいと思っている人は沢山います。今回は、学んできた中国語を応用させるにはどうすればいいのかを3分で解説していきます。
レベルアップのカギ
当ブログをご覧いただければ、中国語をレベルアップさせる・上達させるには、すべての項目をまんべんなく均等に学習していくことがカギである事をイメージできるかと思います。
なにか魔法のような画期的な、〇〇日でマスター!なんていう事は通常ではありえないわけです。
しかし、均等にレベルアップさせるといっても具体的にはどのようにしたらいいのか?
正直な所難しいと感じるのが事実なのではないでしょうか?そこで具体的な指針として、応用させるとはどのような状態を指すのかを簡単にお伝えします。
中国語を応用させるとは?
まずイメージとして掴んでいただきたいことがあります。
それは話せる状態とはどう言う事かという事です。
話せない人にとって話せるとはどう言う事か分からないと思いますが、簡単に説明すると
・直面するすべての中国語シチュエーションに対して、対処方法が分かっている状態の事を指します。
これ・・・結構ポイントですよ。
自分が習得した事のあるものをイメージしていただきたいのですが、
例えば自転車・・・
自転車に乗れるという事は、
ブレーキがかかるイメージや、交差点で車や人が飛び出してくるかもしれない事をイメージしながら運転します。当然ペダルをこいだ時に、どのくらい自転車が進むのかも分かっています。
バイクのように突然ブン!と進むことはありえないわけです。
ほとんどの状況が脳内で理解できているからこそ、
自転車はあなたのコントロール下にあるわけです。
もう少し抽象的な例で表すなら、学生時代に経験した試験前のテスト対策と同じようなものです。
テストで満点に近い点を取れる人というのは、過去問などを繰り返し勉強しているので、本番の試験で出る問題はすべて、
「あっ、こんな問題やった事あるわ・・・」
「あの問題とすごく似ている・・・」
という思考回路になり、実際には同じ問題でなかったとしても、試験の傾向を掴めているので応用がききます。
つまり試験問題ですら自分自身のコントロール下にあるという事です。
中国語を応用させるにも同じ事。
ここまで説明すれば、中国語が話せるとはどう言う事かイメージが掴めたと思います。
基本的に中国語が話せる状態・応用できる状態とは2パターンあります。
1、ほぼ暗記してしまった会話フレーズを言っている場合。
2、以前の積み重ねを元に、新しい単語と単語の組み合わせを自由に出来る状態。
2パターン共に、基盤となっているのは過去に勉強してきた事です。
私自身中国語が話せるからと言っても、当然意味を知らない単語や文法表現は口から出すことが出来ません。
口から中国語が出て来る=自分で正しいという確信がある。
このイコール関係が脳内で出来がって初めて口から実際に出て来ます。
つまりすべては過去の積み重ねという事になります。
当然知らない単語も沢山ありますので、その際には辞書でまずは調べ大体の意味を掴みます。
しかし、何が何でも組み合わせられるというわけではなく、その単語と相性のいい単語というのがあります。
例えば、
行動する=行动
ですが、この行动はよく
采取+行动でよく使われます。
この場合、行动を単独で覚えるよりもセットで覚えたほうが効率が上がります。
また、せっかく新出単語を覚えたのに相性のいい単語の方は全然知らなかった・・・
などという時は、覚えた単語が無駄になったり実際使えなかったりする事があります。(上記の例では采取を知らなかった等)
もし知っていた場合、覚えるスピードが増していきます。
つまり単語を学べば学ぶほど、新出単語を覚えるスピードも増していき、すぐに使えるようになります。
この状態を作り出すことが出来れば、自分から意識的に努力して勉強しなくても、人から聞いただけで単語や表現を自分のものにすることが可能になります。
学べること。
習得出来ていないときに習得した状態を考えるのは一見難しい作業に思えますが、基本的に習得出来た状態というのは、あなた自身が経験してきた他の項目と変わりありません。
・積み重ねてきた基礎の元、あらゆる状況が自分のコントロール下にある状態です。
つまり自分にとって、まだコントロールできていないな・・・と思える項目を徹底的に磨いていく必要があります。
私も完全な人間ではありませんし、母国語は日本語です。
意識的に努力・メンテナンスしないと、以前磨いてきた項目が汚れてきてしまいます。
ですからこのように、ブログ上で記事を書くことでも自分の状態を再チェックして、
「最近〇〇がダメだわ・・・」
と反省することがあります。
私は拖拉机と言って、以前に勉強しようと思っていた四字熟語や新しい文法表現を書き留めてはいるんですが、実際に後のばしにして未だに勉強していません・・・
このようにぐずぐずして後回しにする事を、「拖拉机」と言います。
得意な分野を更に磨こう。
ただ多くの人は褒められて成長していきます。
正義感の強い私はどうしても褒める事を忘れてしまうのですが、私も褒められるとやっぱり嬉しいです。
ですから、この文章を読んでくださった方にも、自分にとって得意だな!と思う分野はどんどん磨いていってほしいなと思います。
基本的にはすべての項目をレベルアップさせることがカギと何度も言っていますが、自分の得意な項目を伸ばしていくことで、他の苦手な項目を少しづつカバーすることが出来るようになるかもしれません。
例えばリスニングが得意で単語学習が苦手でも、リスニングを基盤とした単語学習をする事で、苦手な単語学習を克服できるかもしれませんね。
では、今日も中国から配信しました。