比如【中国語】や比方说・譬如・の違いは何?面倒な疑問全部解決!

比如を使った中国語は言えるけど、似たような単語・・・

比方说・譬如・打个比方などなど色々あります。

今回は、これらの違いを中国サイトを使って解決していきます。

 

 

 

ややこしいが方向は同じ

まず確認しておくべきこととして、似たような単語がいくつあるか?

という事だ。

今回検証するのは、

 

1、比如

2、比如说

3、比方说

4、打个比方

5、譬如

 

おもにこの5つの単語である。

最後の譬如は勉強した事がない人もいるかもしれないが、

時々出てくるのでチェックしておこう。

ここでの要点は、これら5つの単語はほぼ同じ意味で使われる

という事である。

 

どの単語も、日本語の「例えば・・・」という意味を含んでいるため、

一度1から5までのどれかを言ってしまえば、

その後に長文を言う必要があるため、中級者向けの単語となる。

しかし読む文章でも出てくるので、初心者も勉強していこう。

 

具体的な違いはこれだ

では概要を理解できたところで、本題の違いについて解説していく。

まず抑えておきたいのは、

比如说と比如の違いだ。

 

比如と比如说の意味は同じであるが、

基本的に会話の中では比如说を使い、说を付けない比如を使う機会は少ない。

比如を単独で使うと、少し硬いイメージがある。

 

比如比方の違いだが、

 

“打比方”肯定是假设。 “比如”可以是假设也可以是例举,包含“打比方”

 

このような分かりやすい説明を中国サイトで見つける事が出来た。

ようするに、比方を使った例え話の内容は、間違えなく実在しない例えであるが、

比如の場合は、実在しない例えや・実在した例え両方を含んで使える。

 

解説文にすると難しいので、日本語の例で言うとこういう事だ。

 

Aさん 「これどういう意味?わからない・・・」

Bさん 「そうか・・・じゃあ、例えば君が新幹線で東京から大阪まで

    一人で行ったとする・・・」

 

この流れは、Aさんが新幹線で大阪まで行ったと仮定するので、

実際には行っていない。

このようなたとえ話は、比方说で始まる。

 

しかし、例え話には実例を含んだ例もあるはずだ。

 

Aさん 「これどういう意味?わからない・・・」

Bさん 「そうか・・・例えば、この前自分は新幹線で東京から大阪まで

    一人で行ったんだけど、その時に・・・」

 

このように、実例を含んだたとえ話というものは存在する。

この場合は比如になるという解説である。

 

比方说打个比方は特に違いはないのだが、

自分が聞いた感じでは打个比方と言われると、

 

説明しても分からなかった時の補足で、その場で考えて言う例え・・・

というイメージがあり、より気持ちがこもっている

(もちろん100%そうとは限らない)

 

比方说や比如说は、もともと説明する時の補足として

既に想定していた例えなので、比較的すらすらと説明できる。

 

微妙な違いだが、おわかりいただけただろうか?

 

 

では最後に、譬如について解説していく。

中国サイトでの解説ではこのようになっている。

“比如”显的很平民化 口语化 “譬如”则是看起来文绉绉的 挺有文化的。。。但就是说出来有个缺点、、容易喷人。。咳咳。。都是口水。。所以 “比如”是用来说的 “譬如” 是用来写的

つまり簡単に翻訳すると、比如は話し言葉で、譬如は書き言葉だ。

意味は全く同じであるという事。

 

よって、会話の際にこの譬如を使う事はまずないので、

意味さえ知っていれば、文章で出てきた時に対応できる。

 

意外にも似た単語は沢山あるが・・・

今回は

1、比如

2、比如说

3、比方说

4、打个比方

5、譬如

 

の5つの単語を主に検証した。

しかし、中国語を勉強していくとこれ以外にも、

假设 举例  举个例  例如  打个比喻など似たような単語は沢山ある。

 

假设は直訳すると、(嘘の設定)なので比方に属し、

举例や例如は比如に属していると言えるだろう。

 

しかし、これらの違いを一つ一つ区別していくのは

かなり至難の業である。

 

実際に中国人だってこれらをうまく使い分けているかと言えば、

出来ていないだろうし、検索サイトで聞く人がいるくらいなので、

分かってない人も沢山いるという事だ。

 

そこで、今回これらの違いを解説してきたが、

面倒な違いを無視して日本語の「例えば・・・」

と言いたいときは、まず比如说と言っておけばほとんど解決する。

 

間違いなくほとんどの確率で比如说が使われているので、

話し言葉の際はこれを使うようにしよう。

 

ただ、中国語を書面にしたいときには、

今回の例を参考にして、各パーツをまんべんなく

ちりばめていくことがポイントとなる。

 

同じ用語の使い過ぎには注意したいものだ。