中国語の(ying)

最後にgが付く中国語単語の発音はできますか?

 

実はこの発音は、かなり難しい分類に入ります。

 

私は、中国語の北と南での生活を経験しているので

分かるんですが、

 

北の人の言うyingは、学校で習うyingとちょっと違います。

 

南の方ではあまり気づかなかった違いが、北ではかなり

はっきりと出ました。

 

最初はどちらが正しいのか分からなかったのですが、

今では、北の人達に少し癖があるんだな・・・

 

と思っていて、中国人の私の妻もそう思っています。

 

 

中国語の発音と言うと、よく巻き舌があって難しいって

聞くと思いますが、

勉強した私から言えば、巻き舌なんかよりも、

 

このyingの発音の方が難しかったりします。

 

そこで今回、このyingを読者の方たちにも、

習得していただこうと思って記事を書きたいと思います。

 

 

・・・・・・・・・yinとyingの違い・・・・・・・・・

 

まずこの2つの違いは、gが付いているか いないか。

 

それで、どう違うのかなんですが、

 

鼻から音を出すか出さないかの違いです。

中国語では后鼻音と言いますが、

 

要するに口の奥の方から音を出し、

鼻に響かせながら音を出すので、

 

普通に言う yinの音とは異なります。

 

こればっかりは、文字で説明しずらいのですが、

 

gが付かない音は、日本語で普通に イン! と

言えば出てくる発音に対して、

 

gがつく方は、 力を込めて インッ! 

 

という感じになります。

 

今回も録音してみましたので、 実際に聞いて確かめて

みて下さい。

 

 

・・・・・・実際の発音・・・・・・・

 

まずは、録音を聞いて、違いを確かめてみて下さい。

 

 

yinとyingの違い.mp3

 

初めて聞いた方は正直言って違いが

分からないと思います。

 

でも、gが付くyingには少し深みがあるはずです。

 

 

 

違いが分からなかった方へ・・・

 

まずは、日本語の インに近い yinの発音を覚えるように

しましょう。

 

そして、慣れてきたら 少しずつyingの練習をしてみて下さい。

 

実はこのyingの発音に関して言うならば、

 

現地の中国人の方も正確には発音できません。

 

そんな事あるのか?と言いたいところですが、

かなりの人は できません。

 

北の人達が発音すると、

 

インッ!!ではなく、 イョン!!って言います。

 

ですから、北に引っ越した時に自分の発音が悪いのかと

思っていたのですが、 ちゃんと確認すると、

彼らが間違っていることに気づきました。

 

ではどうやって私が現地の人の発音が間違っているのか

確認したかなんですが、

 

基本的に、子供に中国語を教えている現地の動画とか、

アニメ教材で確認すると、

 

大体は正確な発音で録音されていて、

逆に大人が学ぶ動画等の発音では、 みんなイョン!って言っています。

 

成長と共に、発音も変になっていくみたいです(笑)

 

さらに念押しすると、私が留学中に学んだ 音は、 インッ! でしたので、

間違いないです。

 

 

・・・・・・・・結論・・・・・・・・・・

 

中国人でも発音できないyinとyingの音は、

一つの難関です。

 

しかし、現地の人も発音できないという事は、

ある意味 あまり意識しなくても言いという事になります。

 

yingと言いたいところをyinと言ってしまったとしても、

前後の文から何を言いたいのかは明白だからです。

 

ですから、勉強していく上で一つするべきことは、

自分なりに yinとyingの音を作ってみて下さい。

 

 

適当に言うという事でなく、 yinなら

出来るだけ前の方で発音する努力をする。

 

yingなら出来るだけ鼻を鳴らすように努力する。

 

そうやって努力していくと、自然と自分の中で、

yinとyingをしっかり分けて発音することが出来る

ようになってきます。

 

私の場合、gが付かないyinは日本語のインに近いですが、

yingと区別するため なるべく鼻から音が出ないように

努力しています。

 

そして、yingの場合は、鼻からなるべく出るように意識して

発音しています。

 

 

では、今日は中国語の少し難しい発音、

yinとyingの違いについて解説しました。