保険に加入していますか?
日本人であれば、多くの人が保険に加入していますね。
先日保険の仕事をしている中国の男性と話をする機会が
ありました。
その男性が言うのは、
「中国人の保険率の加入は非常に低いので、
今後国で全面的に推し進めていく」
との気合が入ったコメントをいただきました。
中国語で保険という単語は日本語と同じで、
保险(bǎo xiǎn) ですので、非常に覚えやすいです。
この際に覚えてみましょう。
以前の記事でも保険について少し書いたことが
あるのですが、彼の言う通り、
中国の保険加入率は極めて低いです。
ですから、中国ドラマを見ていても時々出てくるんですが、
何か病気が見つかって手術をしなきゃいけないという時に、
お金がなくて・・・手術できない・・・という人が沢山います。
ですから保険に加入していない人は
基本的には、病気になったらそのまま・・・
しょうがない・・・ という心構えでいるようです。
私たち日本人は、すでに加入している場合が多いので、
新たに加入するのを除いて検討するというのは、
自分の保険を見直す
という視点で考えているはずです。
電話でよく光インターネットに加入しませんか?
っていうのも、 新たに加入するというより、
セールスマンは、
「うちのは、こんなサービスもついて、あなたの今加入
しているプランより〇〇円安いですよ!」
というのを売りにしているわけです。
でも中国のセールスマンというのは、日本のセールスの仕方と違って、
国民の意識から変えていかなくてはいけない
ビックプロジェクトなのです。
いかにして、国民に保険の重要さを認識してもらえるか・・・
ここがポイントとなってきます。
ですから、中国の保険屋さんというのは大変なんですよ。
実は中国語の勉強も同じことといえます。
多くの人が外国語の勉強を始めるに当たって、
取り入れる勉強カリキュラムの中には、
リスニング
文法
単語
会話
ざっと言ってみると、これら4つですよね?
でもよく考えてみて下さい。
この4つって、勉強したくない人も知っている勉強法ですよね?
この4つをクリアしていくことが外国語を身に着けるコツだと。
でもじゃあなんで、文法はめんどくさいだとか、
単語をいちいち覚えるのは面倒だとか、
このような意見が出るんだと思いますか?
それは、
これらを学習することの真の意味を理解していないからです。
中国の方達に保険に加入する意識がないのと同じで、
多くの場合、認識不足からくるのが原因です。
私も中国語を学び始めた時は、
単語を覚えるのは面倒でしたし、リスニングとかも、
ただ単に聞き流してる事だってありましたよ。
でも、私の場合は中国で暮らしていたので、
習得が必須だったんです。
だから、適当にしても進歩しないのを悟った時、
本当の意味で
「これはまずい・・・」
って気づきました。
でも、まずい・・・と気づいたので、それから先は、
ちゃんと物事を論理的に考えて学習するようにしました。
ですから中国語を話せる今は、
単語学習の真の意味を知っていますし、
リスニングをする意味、文法を学ぶ意味、会話練習の意味。
すべて説明することができます。
ですので、今は時間の関係上他の言語を学ぶ余裕は
ありませんが、次違う言語を学ぶときは、
すでに学び方を知っているので、焦りませんし、すぐ
習得できます。
ですから、中国の方たちが保険に加入することの真の意味を
悟らないといけないのと同じように、中国語の学習も、
勉強することの真の意味を自分自身が悟って、
「これはまずい・・・」
ってなる必要があります。
あなたはどうですか?