中国語文法【把構文】は常識を覆す!

中国語文法把構文は普通の常識を覆しているのを

ご存知ですか?

今回は、中国語文法(把)の使い方を解説していきます。

 

文法=難しい概念を取り除く

 

確かに難しいものもたくさんありますし、理解しにくい文法もあります。

でも基本的に理解しにくいというのは、

1、テキストの説明が足りずうまく理解できない

2、表現が微妙すぎて、区別がつかない

 

これらが問題の原因となります。

初級程度で学ぶ文法(日常会話で使う文法)

は難しくなく、多くの場合先入観にとらわれている場合がほとんどです。

 

過去に発生した痛ましい記憶がいつまでも尾を引きずって、

中にはその人の将来を形作ったり、

中には病気にまでなってしまうのと同じように、

 

文法という概念が、多くの場合

文法=難しい 

という学生時代に勉強した痛ましい過去が今でも引きずっています。

 

ですから、まずその先入観にとらわれずに自分を広げ、

なんでも受け入れて吸収して見せよう!!

という心構えが必要になります。

 

その心構えがあなたの許容スペースを広げてくれ、

毎日取り組んでいくことで、

難しいと思っていた文法が、徐々に難しくなくなってきます。

 

さらに勉強の一部と化してくれば、

逆に楽しくなってきますので、

そこをクリアするまでは、粘り強く勉強していく必要があります。

 

今日は、そんな文法に対する先入観のある方に、

常識を覆すひとつの文法をお伝えします。

 

把構文解説

まず中国語の文法は英語と似ていて、

動詞が先だ!!

ということについては、ご存知かと思います。

これは基本中の基本なのですが、この概念を脳に入れるのに

かなり時間がかかります。

 

でも、中国語にはその常識を覆すひとつの文法があります。

それが、 把を使った文です。

 

・・・・・・・実際の例文・・・・・・・・

たとえば、

○○を、○○する 

自分の服、洗濯機に入れる
これらすべての事、彼女に託す
タブレット、机の上に置く

 

こういった文の場合、 普通に中国語で言えば、

衣服我放在洗衣机里了
我交给他这一切事情。
平板电脑我放在桌子上了

と言えます。

語順的には、

1、服、私は、入れる、洗濯機の中に、

2、私は、託す、彼に、このすべての事を

3、タブレット、私は、おく、机の上に、

 

となります。

でも、今回紹介する把を使った文ですと、

より日本語っぽく考えることができます。

 

1,我把自己的衣服放在洗衣机里

2,我把这一切事情交给他

3,我把平板电脑放在桌子上

このようにすると、 語順が変わります。

 

1、私は、を、自分の服、入れる、洗濯機の中に

2、私は、を、これらをすべての事、託す、彼に

3、私は、を、タブレット、置く、机の上に

 

把の位置さえ覚えると、

こんな風に出だしを日本語っぽく表現できます。

つまり中国語の把は、 日本語の”を”に相当します。

 

把を使わなくても表現できるのですが、

把を使うことによって、強調の意味を込めることができます。

ですから何が何でも把を使うと、変になってしまいますが、

把を使った表現をすることによって、言いやすくなります。

 

はじめの文ですと、

私は、○○する、○○・・・

と私の主語の後にすぐ動詞をおく必要が生じたり、

主語の私が、2番目に来たりするので、時々混乱します。

 

しかし、

把を使うことによって、

私は、を○○・・・

と、このように文の出だしに持ってこれるため、

把の位置さえ気をつければ

脳が混乱せずにすぐに話すことができます。

 

日本語の語順に近いため覚えやすい

 

中には、

「やっぱり把の位置がおかしい」

って思われるかもしれませんが、

この把を使った文は、実際にトライしてみると、

意外に簡単で覚えやすく、

日本語みたいな語順になるので、よく使えることに気づきます。

 

わたしはこの表現を覚えてから、

なんて便利なんだ!!

と心から思いましたし、 いろいろな文を把を使って表現したくなりました。

 

基本的には、

主語+把+動作の対象+動作(動詞)+目的語

 

という風になります。

文法を難しいという人はたくさんいますが、

基本を抑えれば、応用させて いずれは長文も言えるようになりますので、

まずは短い文からトライしていって、

徐々に長文にトライしてみましょう。

 

もう少し勉強したい方は、下記に動画を用意しているので、

ご覧ください。