中国語が得意な人には特徴があります。
中国のことわざの中に、
近朱者赤,近墨者黑 という有名な言葉があり、
その要素を持ち合わせています。
ただし、行き過ぎには注意したいものです。 今回はその真相を検証していきます。
吸収できるだけ吸収しろ
日本人が中国語を学ぶ利点は、分からなくても
なんとなく漢字を見ればその意味をイメージできる事です。
さて、さっきの意味を理解できたでしょうか?
近い朱+赤 近い墨+黒
つまり、誰と長い時間を過ごすかによって、
影響を受け、人格が形作られていくという事です。
朱色と共にいれば赤くなり、 墨の近くにいれば黒くなる
という事です。
そういった経験って誰もがありますよね?
子供は親の真似をしますし、
大人であったとしても配偶者と一緒になってから、変化して
いきます。
私も中国で生活するようになってから、
中国文化の影響を受けましたし、
学校へ通っていた時は、毎日欧米系のクラスメートと
接していたので、彼らの明るい冗談交じりの文化を
好きになりました。
でもこれっていい意味でとらえれば、
素晴らしい事ですが、
相手をしっかりと選ばないと、痛い目に合うという事です。
そして、これは中国語を勉強していく上でも当てはまります。
言語を習得していく人で、センスの良い人というのは、
出来る人の真似をして、そのままスグに発声出来るなどの
特技を持っています。
センスのありすぎは逆に罠になる
ですから、早いうちに発音を習得できるようになるんですが、
一つ気を付けないといけないこともあります。
それは、他人の影響を受けすぎてしまう事です。
昨日の記事で書いたように国によって中国語の
イントネーションが異なるので、
あなたも異文化の影響を受けてしまう恐れがあります。
つまり日本で勉強しているとしたら、
多くの生徒さんが日本のイントネーションで中国語を
話しているので、あなたもそのうち影響を受けてしまって、
知らず知らずのうちに日本人が話す中国語になる
可能性があります。
特に癖がある韓国風の中国語
日本以外の特徴としては、
特に!!
韓国の方が話す中国語に注意する必要があります。
韓国人の話す中国語というのは、かなり独特で、
私が今まで聞いてきた中で一番 スゴイ・・・
桁外れの発音をします。
例えば、
汉语の 语 ⇒yǔ は
日本語のユーとイーの 中間音に比較的近い音なのですが、
韓国の方が発生すると、ほぼ90%の確率で、
ウィー って なぜかイーって横方向に大きく広がります。
どんなに耳が悪い人が聞いても、明らかに違うってわかるレベルの
ひどさです。
そして、中国語のトーンが完全に韓国語化しているため、
声調を完全に無視し、4声が1声になったりと、
とにかくメチャクチャ・・・
更には、韓国語独特の語尾が上がる所まで再現されて、
最後はすべて2声になったりと、とにかく聞いていられません。
きっと国独特の何かがあるんだと思うので、
もしかしたら自分も韓国出身なら同じようになってしまうのかも
しれませんが、
今の所どうしてここまで違ってしまうのか・・・
理論では説明できないことが発生しています。
ですから気を付けなくてはいけないことは、
もし周囲に韓国の方と一緒に勉強されるという
環境にある場合は、影響を受けないようにしてください。
私は以前留学していた学校で、
一時期韓国のクラスメートが2人いた時がありましたが、
見事に影響を受けてしまって、
自分の中国語が韓国語なまりになっていた時期がありました。
多少誰でも個々の個性があるので多少なまってしまうのは
仕方のない問題ですが、
とにかく影響を受けすぎないように気を付けましょう。
対策としては、必ず中国人が発生する中国語を
聞いたり、
なまりがない 綺麗な中国語を聞いていくことが重要です。
私は日本人ですが、家族が中国人なので、
今は全くなまりの影響を受けずに話しています。
ですので、安心してください。