蘭州ラーメン人気じわり上昇!2017年12月17日、Yahoo!のトップページにこんな記事が掲載されていましたので、現地で食べる方法を紹介しますが難易度が非常に高いです。(写真は蘭州で食べた本場の店)
蘭州ラーメンとは?
蘭州ラーメンとは、中国の甘粛省蘭州地区で出されているラーメンのことで、中国の10大麺の1つです。味は比較的あっさりとしている為誰でも美味しいと感じる事間違いないでしょう。
日本で人気?
実は日本の都内に以前から存在した蘭州ラーメン店ですが、Yahoo!のトップで取り上げられる程最近では人気が上昇してきているとの事・・・正直びっくりしました。
日本の蘭州ラーメンを食べた事がないので評価できませんが、基本的に日本で食べられる中華料理というのは日本向けにテイストされているので、全く味が違います。
例えば回鍋肉とか餃子とか、全然味が違いますので、今回の蘭州ラーメンも同じかな・・・と予想しています。
現地で食べるには?
日本で人気がじわじわ出てきているという事は、そのうち現地に行って本場の蘭州ラーメンはどんな味なのか?どうしても試してみたい方も出てくるのではないでしょうか?
北京で食べてはいけない
比較的手ごろに行けるのが中国の北京や上海などの大都市があげられ、確かに大都市でも蘭州ラーメンは出店しているのですが、ほとんどが本場蘭州の味には至りません。
よく店の看板には「正宗兰州牛肉拉面」など書かれていて、正宗=本格派を意味するのですが、こういう看板を出しているところに限ってイマイチだったりします。
本場蘭州で食べる
日本から蘭州には直行便が無いと思うので、北京やその他の大都市で乗り継ぎを行う必要がありますし、蘭州の空港は蘭州の中心地から離れていますので移動が少し面倒ですが、空港からバスで市内までは行けるはずです。
また列車で行けば数十時間で付きますので、長旅が好きな方は北京から列車で行くのも一つの方法です。
私は列車でのんびり行きました。
蘭州での店選び。
面白い事に本場に行くと味が違い、どの店でもかなりレベルの高いラーメンを食べる事が出来ます。そもそも甘粛省全体でその傾向がみられます。
なので特におすすめの店というのはないのですが、人が沢山いて群がっていれば有名で美味しいという事で間違いないです。
兰州牛肉拉面の看板を見かけたら入ってみましょう。
北京なんかではラーメン1杯10元~15元くらいしますが、蘭州では7元くらいから食べられます。
一番安いのでも牛肉が少し入っていますが、それに肉を追加すると数元高くなります。
注意点
中国現地の衛生管理はしっかりしていないので、スープを飲み干す場合は注意する必要があります。基本的に水道水は飲めないと言われている中国ですが、外で食べる場合(特にスープなど)は水道水を使って普通に調理されています。
なので、お腹が弱い方はスープを飲み干すと下す可能性がありますから注意して下さい。
基本大きな店で食べても水道水は当たり前のように使われています。沸騰させればよいという見方もありますが、浄水器を使わないと基本有害物質は取り除けない事を覚えておいてください。
中国語力と現地の文化
蘭州に行って現地で食べるには中国語力が必須です。蘭州のような都市では英語が通じませんし、そもそも英語を使おうとすること自体が間違っています。
甘粛省自体がかなり保守的な見方なので、人々もかなり伝統を意識しています。そんなところに外国人が行くと結構怪しいですので実際に行く際には注意しましょう。
蘭州に行けないなら北京の西域克里木
蘭州が無理なら北京などの大都市でもまあまあ本場の味が楽しめる店があります。
一つ紹介するのが北京の丰台区と房山区に存在しいている「西域克里木」という店です。大都市でいろいろ食べてきましたけど、この西域克里木はまともかなーという印象を与えます。
絶対に空港や列車の駅前にあるような店で食べてはいけません。(最悪の味です)
この「西域克里木」はムスリム系で、Yahoo!でも蘭州ラーメンはムスリム系と紹介されていますが、蘭州自体は漢民族も沢山いますし彼らも普通に出店しています。
ただ、北京などの大都市になるとムスリム系が目立ち、比較的まとも・・・という印象を与えている蘭州牛肉ラーメンです。
恐らく信仰心の問題から、普通の店よりもまともで真剣に取り組んでいるというのが理由でしょう。
まとめ
日本で人気が出始めている蘭州ラーメンですが、現地で食べるには中国語力と現地での適応力が必須になります。まずは中国語の勉強から始めて一人でも海外に行けるように準備する事から始めてみて下さい。