交通事故にあったら中国語で対応出来なくて涙【※体験談】

歩きスマホの飛び出し事故のイラスト

交通事故など普段遭遇しないような事が起こると、なかなか中国語で対応するのが難しくなります。今回は私自身の経験を元に、もし中国現地で事故に遭遇したときの対象法・中国語単語などをまとめます。

交通事故を中国語で言うと?

まず覚えておきたい点として、中国語で交通事故を表すのは大きく分けて2種類あります。

  1. 车祸。
  2. 交通事故。

どっちが言う確率が高いかというと微妙ですので好きな方を言えば良いと思います。個人的には交通事故はそのままなので、车祸を覚えるようにした方が勉強になると思います。

他にも、ぶつかるという動詞【撞】も使えます。

車にぶつかったなら⇒撞车

人にぶつかったなら⇒撞了别人とか・・・

上手くこれらの単語を組み合わせて使ってみましょう。

 

中国の交通事情

中国現地の交通事情について説明する必要はないと思います。想像なされる通り、

「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」

信号無視をする自転車のイラスト

という事態が現実に起きていますし、基本的には車優先の社会と化しています。

そんな中で毎日暮らしているわけですが、やはり5年も現地に住んでいると一度くらいは交通事故の経験があります。

さすがに対応できなかった

きっと中国語を学んでいる人は、交通事故の事をどう言うのか?という問題は先ほどの例でもう解決したと思うんですが、問題なのは交通事故に現地で遭遇してしまったら、

车祸・交通事故・撞车

これらの単語を知っていてもほとんど意味はありません。

こういった単語は傍観者の人間が発する単語で、本当に必要なのは事故処理の対応だったりします。

私は2度経験しました。

実は言うと、私は中国現地で交通事故を2度経験しました。

 

一回目は自転車に乗っていた時に横からバイクに追突され、二回目は私がバイクで自転車に追突しました。

バイク事故のイラスト

1度目は、私自身の足が多少負傷しただけで済みましたし、その時は中国語もまともに話せなかったので相手を許してあげました。

しかし2度目の事故は私自身が起こしてしまいましたし、相手を負傷させてしまって手術する事態にまでなりました。

現地での事故後の処理

当然私がバイクで追突してしまったので私自身に責任がありますが、その時不安だったのは、どのように処理したらよいのか分からない点でした。

簡潔にまとめると、日本と同じで

  1. 警察を呼ぶ。
  2. 現場検証をする。
  3. どちらに責任があるかを警察が決め
  4. パスポート情報を徴収され
  5. 事故証明を受け取る(裁判を開く等の際に必要)
  6. 相手の負傷状態により病院まで付き添い。
  7. 治療費を支払う。
  8. 定期的にお見舞いに行く。

このような過程になります。

私の場合は保険とか加入していませんでしたので計20万円程(日本円)を支払う事になりましたが、無事相手の方が回復してくださったので本当に良かったです。

注意点

患者の権利を尊重する事は非常に大切ですが、現地では病院で受ける治療すべてが最善とは決して言い切れません。

病院をたらい回しになる救急車のイラスト

一度中国の病院に緊急で行くなどの事態になったなら、多くの出費を覚悟しなくては行けません。

この時重要なのが、「識別力です。」

何が本当に必要で、必要でないのは何なのか?

現地の病院には、病院側がお金を稼ぐためのトラップが沢山仕掛けられています。

 

必要のない薬・高額な医療器具等があります。

事故の際には誰もが最善の治療を施してあげたいという気持ちから、どうしても病院側の意見を聞く方向になり、治療費が高額になる傾向にあります。

円・お金のマーク

私たちが事故に遭遇した時、たまたま以前ナースの仕事をしていた現地のお友達に付き添っていただきました。そのおかげで、かなりの程度お金を節約でき、お互い納得のいく医療を受ける事が出来ました。

事故に遭遇した直後にも、近所の方がたまたま通りかかり助けていただきました。

現地の方の助けがあって、今も同じ都市で生活することが出来ていますが、さすがに交通事故等は私1人では対応できなかったと思います。

 

一人では難しい。

言語学習も同じで、沢山の語句や文法やテキスト等の助けがあって私たちは言語を習得していくことが可能です。

当然自分にあったテキストという物も存在します。

一人一人勉強の仕方や、グッとくるポイント、進歩に繋がるきっかけなどは異なると思いますが、確実に腑に落ちるテキストや勉強法というものは存在します。

こういったものの多くはネット上や書店に溢れていて、私たちはあまり意識することなく受け取ることが出来ます。

独学で学習するといっても、多くの人の助けがあって言語学習は成り立っているのです。そう考えると、すぐには諦められないのが言語学習だと思いませんか?

手をつないだ世界の人々のイラスト「世界はひとつ」

13奥の扉を開く

中国語を習得すると、13億の扉が一気に開きます。

つらい時期もあったけれど、私は開いて本当に良かったと思います。

以前は、「日本に生まれてよかった」という風に考える事もありましたが、今ではどこでもさほど変わらないと思いますし、大陸ならではの考え方にも感銘を受け、もっと多くを学びたいという思いでいます。

そして、13億をまとめるには1億の教育では到底達成不可能な部分があり、1億の観点から見ると「なぜ?」と思うような事も、13憶いるからこその思想や考え方になっていることがほとんどだという事に気づきます。

まとめ

中国現地で交通事故に遭遇したときには、事故関連の単語よりも具体的な処理方法を覚えておいた方が為になります。

同様に中国語学習も、実際のシチュエーションを想像しながら勉強していくことでより対処できるようになります。言語学習で見失ってはいけない点として、多くの人の助けを得ているという事。

沢山の助けがあって私たちの言語学習は支えられています。

この感謝の気持ちを忘れずに学習を続けていけば、13億という新たな扉を開くことが可能です。

それはあなた自身を新しい未来に連れて行ってくれることでしょう。