中国語の語順について調べても、なかなか理解できない事は
しょっちゅうある。そこで、習得後の視点でもう一度語順について
冷静に考えてみた所、意外な共通点に気づいたので記事にした。
中国語の語順は難しいという固定概念
まず、多くの人が外国語を学び始めるにあたり、
語順が違うと言われると、初めて取り組む人にとっては
どのような概念なのかが理解できない。
恐らく、聞いたことのある語順としては、
動詞が先に来る・・・
という決まりくらいで、後はどのように違うのか、英語も中国語も
さっぱりという人が多いのではないだろうか?
そして、難しいという固定概念が習得を妨げている。
では実際に、中国語の語順について動画で見てみよう。
なお、文法形式で学びたい方は、
過去記事
を参照していただきたい。
見えてくる意外な共通点
まずは簡単な例文を動画でチェックしてみよう。
あなたが過ちを認めたら、彼女はきっと許してくれると思いますよ。
只要你认错,他肯定会原谅你的
ここでもし、只要と会、の使い方さえわかっていれば
後の語順はほぼ共通していることに気づくだろうか?
動画その2
彼はなんと自分の名前を書き間違えました。
他竟然把自己的名字写错了。
もし、把の使い方を知っていれば、後は日本語通りに行くだけだ。
語順が分からないのはキーポイントワードを知らないだけ
つまり、ほとんどの語順は日本語と変わらない。
当然動詞を先に言うという癖は中国語を勉強する上で
必須条件になるが、それ以外はさほど変わらないので、
脳内で考えながら作文をする事は十分可能だ。
では、もし先ほどの動画で文を組み立てられないとしたら、
1つの問題がある。
それは、キーポイントワードが理解できていないという事だ。
先ほどの動画1では只要を使った文で、
只要というのは、〇〇さえすれば・・・〇〇でさえあれば・・・
という文を作る時に使用する。
また動画2では把+対象物+動詞 という決まったパターン
が存在するため、そのことを知らないと組み立てられない。
先ほどの問題でこれらはキーポイントワードである。
自分も中国語を学び始めた頃は語順の構成に悩んだ。
ネット上でわかり易く解説したものを探ったが、
文法が苦手だった自分には語順も同類だったため、
何がなんだかさっぱりだった。
それでも習得した後に気づいたこととして、
今まで、「語順は難しい」という固定概念に騙されていた事。
語順が母語と違うという事を本当の意味で理解していなかった事。
これらに気づいた時には、語順はもはや自分の敵では
なくなっていた。
恥ずかしい話だが、語順が分からなかったときは
動詞が先に来るという事が理解できず、
動詞+動詞+動詞+名詞 のようにすべての動詞は
前方に持ってくるのだと思っていた。
こんな自分でも習得出来たのだから、
間違いなく中国語の語順は簡単である。