-10℃、凍り付く日に花火。

思い出せますか?

夏に河原でする花火の楽しさ・・・

小さいころに・・・線香花火を一生懸命持って、

じっと見つめながら、体で周囲の風を遮り・・・

まだ大丈夫・・・まだいける・・・

と言っていたあの頃の事を・・・

 

楽しかったですよね?

最後まで地面に落ちずに 輝き続けてくれた時は、

なんとも言えないうれしさと、ちょっとした寂しさも

ありました。

 

当然日本で花火というと、夏を代表するような

遊びなんですが、

ある国では、全く別に季節に花火をします。

 

それが中国です。

中国に関しては、冬にするのが花火であって、

夏に花火をする人なんていうのはまずいません。

(結婚式や・・・開店記念等に、爆竹や打ち上げ花火はあります)

 

しかし、冬のある時期になると・・・

一斉に花火の販売が解禁され、

皆が花火を買いあさります。

 

それは、中国の正月です。

 

正月になると、各地で花火の販売が

解禁され、誰でも簡単に購入することができ、

一種の競争が始まります。

 

中国の方たちが購入するのは、子供用の手持ち

花火意外に、本格的な打ち上げ花火がほとんどです。

日本でこれをすると、すぐに警察が来て問題になりますし、

近所迷惑になって、すぐに通報されるほどの規模です。

(ビルの8階くらいの高さまで打ちあがり、はじけます)

 

要するに、お互いの我の見せ合いであり、誰がお金を

より持っているかを周囲に知らせる意味も込められているんです。

 

ですから、この日に多くの人が1年生活できるほどの資金

花火に消費し、また正月が終わると働きづめの毎日になります。

 

ちなみに、中国の打ち上げ花火には大きくわけて、

2種類あり、

1、うちあがった後に、 上空ではじけて音しか出ないタイプ。

2、うちあがった後に、上空ではじけて綺麗な色が出るタイプ。

 

があります。

いわゆる私たちが認識している花火というのは、タイプ2なわけです。

 

ですので、中国語を学ぶ上では、

この2種類は最低でも覚える必要があります。

 

・・・・・・・・2種類の花火・・・・・・・・

まず1の音のみが出る花火は、

鞭炮  biān pào

2の一般的な花火は、

烟花yān huā

と言います。

 

これらはすべて名詞なので、手前に動詞を

つけて花火をする・・・

という表現になりますが、

いずれも日本語の放つ・・・に相当する、

放 fàng で対応することが出来ます。

ですから、

放鞭炮 fàng biān pào

放烟花 fàng yān huā

になりますね。

今日も覚えていきましょう。

 

 

よく考えてみると花火って・・・綺麗だけれども一瞬で

終わってしまいますよね?

 

見ている時は、綺麗ですけど、音も大きくて

すっごく賑やかですが、終わると同時に またいつも静けさがやってきます。

でも、

「あー楽しかった!よかった!」

ってなりますよね?

 

実は中国語の勉強は花火のようなんです。

勉強している時って、

必死で単語を覚えようとしているので、とにかく

脳が忙しく動いているんですよ。

進歩が自分で感じられないと 焦りも出てきますしね。

ですから、更に不安になってきて、

「どうしよう・・・ このままじゃダメだな」

って、とにかく私も毎日中国語の事を考えていましたよ。

脳の中で花火の音がパンパンしている感じです。

爆竹なんかも当然ありますよ。

つまり全く新しい事をしているので、頭の中がぐちゃぐちゃに

なるんですね。

 

最近また新たに知り合いで、中国語の勉強を始めた方が

いらっしゃいますが、今はちょうどその時期のようで、

話を聞いていると、脳がぐちゃぐちゃになっていました。

 

でもしっかりと取り組めば、そんな花火が弾けるような

脳みその状態も、数か月で解放されますし、

 

私がいつも提案しているように、

話せる脳を理解し、各勉強方法の意味を知ることで、

勉強に対するストレスを最大限にまで減らすことが出来ますので、

しっかり取り組めば、いずれ近いうちに

花火を終えたような静けさと、開放感、満足感が、

出迎えてくれます。

 

要するにしっかりと勉強の方法を知っていれば、

多少脳は混乱するにしても、その状態は、

爆竹のような耳障りな状態ではなく、

見ていて綺麗な夏の打ち上げ花火のような状態だ

という事です。

 

2016年!あなたも新たな思いで、今この凍り付きそうな冬の時期に、

脳内花火をしてみませんか?