風邪を引いて咳が止まらない時ってありませんか？今回は中国で有名な痰咳净散を紹介します。
咳止めには痰咳净散
普通風邪を引いた時には病院に行ったり薬局で薬を購入したりして対処する事が多いのですが、現地で生活をしているとそもそも病院に行く事はまずないですし、薬屋に行ってもどんな薬を買ったらいいのかわからないので、どんなものを処方するかは基本現地の人に任せています。
私の場合は妻が現地の人なので、小さいころから培ってきた知恵を元にして、風邪の症状に合わせて薬を処方してくれます。
現地の色々な薬を試してきましたけど、今回の風邪は特に咳がひどかったので咳用に一つ試してみました。
それが今回紹介する「痰咳净散」という有名な薬です。
成分と中身
外箱には中国らしく竜が描かれているので、期待もあり不安もありでしたが裏側に書いてある成分を確認したところ、
桔梗、咖啡因、远志、冰片、苦杏仁、五倍子、甘草。辅料为淀粉、苯甲酸。
と書かれていました。
私もよく分からないので気になる方は調べてほしいのですが、大体自然の花だったり植物だったりする感じです。成分を見る限りは健康そうですが直ぐに効くかどうか疑問はあります。
中身はこんな感じで粉末状になっており、付属のスプーンで適量を口に流し込む感じです。（付属のスプーン大匙1～2程度）
奇妙な味
普段ならこんな現地の薬の事を記事にしたりはしないんですが、今回紹介したのには特別な理由があります。
この味なんですが、色々試してきた中国の薬の中では一番美味しくなかったです。
どう表現していいのか？このように表現してもいいのか？すごく迷い、ここまで書けなかったのですが・・・
ストレートに、匂った感じ、口に入れてイメージ出来たものは・・・
「学校のトイレをちょうど用務員さんが掃除し終えたばかりにする匂い・・・」です。
本当に・・・わざとではありません。純粋に正直に、あの匂いがしましたしそれ以外表現できません。
中国語だと「第一个反应就是想到学校里的马桶」こんな風に表現します。
効き目はあり？
気になる効き目なんですが、水と一緒に服用してしばらくすると喉と器官がスース―しますのでとても爽やかな気分になります。若干効いているのか、服用したての時は咳が確かに止まりました。
中国系のこういった類の薬は、効果が出るのに時間がかかることがあります。今回の薬もそれに該当するのだと思いますが、服用した気分では一時しのぎかな・・・というイメージがしました。
のど飴のような感覚で服用できるともっといいのですが、何しろ服用するたびにあの香りを思い出してしまうので、服用には多少勇気が要ります。
試してみたい方は是非挑戦なさってみて下さい。
体を冷やさないようにすることが大事
ちなみに、薬を服用するよりも体を冷やさないようにすることの方が大切です。
今回の咳で共通している事として、
・トイレなどに行く時に着てる服が薄すぎて体が冷え咳が出る。
・水を飲むときにベットから出るため、体温が一時的に下がり咳き込む。
など、明らかに体内を冷やすことから咳が出る事が多い傾向にありました。
現地で風にかかった方・・・咳が止まらない方は是非今回の記事を参考になさってみて下さい。
