中国での生活を始めようと思っている人は、色々と必需品について知りたいと思っているはずですが、今回は意外に忘れがちであるモチベーション管理について触れていきたいと思います。
中国生活必需品である心のチェック
日本で道を歩いていると最近よく外国語が聞こえてきませんか?見た目は対して変わりませんが、話している言語が違うのですぐに外国の方だとわかるはずです。
最近多くの町で見かけるようになった中国人観光客、ニュースでは爆買いなどと報道されていますが、今の日本経済にとってはなくてはならない貴重な存在になっています。
私たち日本国民としてはありがたいことですが、多くの場面で気になることがあります。
例えば、
・声が大きい
・ゴミを何処でも捨てる子供のしつけがなってない
・並ばない
など、一言で表現するならマナーの悪さで評判です。ついついなんで?えっ?て言いたくなったり、心の中で叫んでしまう事があるのではないでしょうか?
わたしも中国で約5年近く生活し、今では中国の奥もいるので、その辺は人一倍実感しているつもりです。
もしあなたが今中国で生活しようと計画していて、正確必需品について知りたいと思っているならば、物だけでなく、あなたの心の準備(モチベーションを保つ方法)もしなくてはいけません。
もしここで、いちいち中国人の行動にイライラしていたらどうでしょうか?
考えてみてください・・・13億人があの行動を取るので、あなたは日常茶飯事のように処理しなくてはならないのです。
では本当に耐えられますか?
現地での生活にはモチベーションが大切であることが必須である事は目に見えているはずです。
わたしは初め留学で中国に渡航したのですが、やはりこの中国人のマナーの悪さにはかなりのショックでした。知り合いの日本人はそれに耐えられなくて家から出られなくなった事もあるとか・・・
本当につらいです。ある人は、すぐに慣れてしまうと言いますが恐らく見て見ぬふりをしたりしてあまり深く考えないようにしているんだと思います。
私もそのようにしてきたのですが、やっぱり時々腹立たしくなってしまう事もありました。
そんなある時、ある外国人の友人がさらっとジョークみたいに言った一言がありまして、これが私の中国に対する見方を変えるきっかけになりました。
彼は冗談まじりで言ったんでしょうが、この言葉を私は真剣に受け止め、自分なりに理解し、今に至っています。
中国生活必需品のモチベーションとは?
彼は中国語でこう言いました。
为什么? 因为人太多
簡単に訳すなら、彼は一つの方程式を言ったのです。この方程式は、中国で生活していく上で欠かせません。
それは↓
なんで? なぜなら人が多いからしょうがない!!
それではこの方程式をもっとわかり易く紐解きましょう、こうなります。
なんで中国人は(疑問A)? なぜなら人が多いから(疑問A)
実例1
なんで中国の人は(声が大きいの)?
なぜなら人が多いから(声が大きい)
解説
中国の町は人であふれています。考えてみてください、13億人です。当然話し声、車の音、すべてが大きいです。つまり大きい声で話さないと相手に聞こえません。これはマナーの悪さではなく、人口の多さがそうさせたのであって彼らは悪くありません。日本では、まだその育った癖が抜けていないので、つい大きくなってしまうのです。
実例2
なんで中国人は(ゴミを捨てるの)? なぜなら人が多いから(ゴミを捨てる)
解説
13億人と、あの巨大な大陸の人たちに教育をするのはほぼ不可能でしょう。すべての人がゴミを捨てるわけではなく、教育を受けた人は捨てます。つまり人が多すぎて、細部まで行き届かないだけです。これは彼らの責任ではありません。
そのほかにも、なんで中国はPM2.5がすごいの?ニュースなんかでは天津の爆発に関して報道規制がされていたりして、なんか隠してるのでは?と怪しいところですが、 いずれもこの方程式が当てはまります。
つまり人が多い
こう考えるとすっきりして、受け入れることができるようになります。ぜひ現地に渡航前にこの方程式を試してみてください。現地でモチベーションを保つことは、現地で生活していく上でかなり重要な位置を占めています。ですので、私は生活必需品の一部として、モチベーションを保つことを取り上げています。
ちなみにこれらは、けなすような目的ではありませんので、誤解しないでください。
モチベーションを上げたところで再チェック
では、中国での生活必需品を理解したところで、モチベーションのチェックをしていきましょう。人口が多いならではのちょっと面白いエピソードを1つお伝えします。
中国で生活していく上で、物事を積極的に考えることは必須条件です。現地で生活していると気になるのが、地下鉄やバスの椅子です。私は中国以外に海外旅行は行ったことがないので、なんとも言えないのですが、とにかく椅子が硬いです。
ノークッションです。
そしてバスの運転手はとにかく運転が粗いのが特徴です。急発進と急ブレーキの連続で椅子に座りでもしたらお尻が痛くなります。
日本の場合は極力お客様に迷惑をかけないように、快適に乗っていただけるようにを意識していると思うので、ソファーのような座り心地、更には環境に配慮したふんわりアクセルです。
では中国の地下鉄はどうでしょうか?
地下鉄の椅子にもクッションは装備されていませんが、個人的に地下鉄の乗務員はかなり訓練されている方だと思います。
ただ、よくオーバーランしてバックしたりもするので、適当な所もあります。では気になるお尻の方はどうでしょうか? 単刀直入に言うと、痛いです。
考えてみてください。 加速と減速時、おしりに横方向のGがかかるわけです。普段私たちは自転車、自動車等を利用しますので、縦方向のG (前方向と後ろ方向)には慣れていますので、自転車で多少硬い椅子であっても耐えることができます。
しかし、左右横方向のGには慣れていないため、硬いと本当に疲れます。では日本の電車も横方向のGがかかるのでは?とお考えになられるかもしれません。
そのとおりです。日本の電車もベンチ型の椅子なので横方向にGがかかります。ただ決定的な違いは、クッションがあるかどうかの差です。クッションがあると、慣れない横方向のGに対してもお尻がフィットしてくれるので、対して問題にはなりません。
ではクッションがなければどうなるのか? もう想像しただけでお分かりかと思います。
お尻が安定しない状態です・・・慣れないGと フィットしない構造・・・ これは本当に疲れます。
ここまで淡々と解説してきましたが、気になる問題はどうして椅子が硬いのかという点です。
そこで中国人に聞いてみたところ、こう答えました。
「えっ?どうしてクッションがない??だって地下鉄やバスは人を運ぶための交通手段なんだから乗り心地とか関係ない」
お分かりいただけたでしょうか?つまり地下鉄やバスに乗る人は、感情がない物と同じで詰められるだけ詰めろ!!って感じでしょうか・・・なんだか悲しいですね・・・
いやいやちょっと待ってください!! 何か思い当たる節がありませんか?
そうです、あの方程式です。
なんで中国のバス地下鉄は(椅子が硬い)? なぜなら人が多いから(椅子が硬い)
解説
13億人の人々が毎日通勤し職場に向かうわけです。当然重視されるのは乗り心地よりも、いかに彼らを素早く効率よく処理するかに重点が置かれるはずです。ですのでこれは、人に対する感情や思いやりが欠けているわけではなく、人口が多いためしょうがなくそうなってしまうのです。
あなたのモチベーションはいかがでしょうか?是非渡航前の生活必需品として、モチベーションを上げる事を忘れないようにしてください。
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