爆発しちゃいました・・・と中国語で言う時必要な2つの単語

爆発!と中国語で言うには爆炸と爆发の2種類があります。

それぞれの使い分けを中国での実例と共に検証します。

 

 

中国生活は爆発と隣り合わせ

突然なんですけど、爆発した事ありますか?

爆発といっても2種類あります。

1、自分が怒って爆発してしまった

というのと、

2、本当に何かが爆発した現場を目撃した

という事実。

私が言いたいのは1ではなくて、2の実際に何かが爆発した

というパターンです。

 

私は以前日本にいた時に友達のアパートがガス爆発して半分まるまる

吹っ飛んだ・・・というのを聞いたことがあります。

幸い友達は外出中だったので事を免れましたが、アパートの住人

何人かは死亡し、ニュースにもなりました。

 

そんな経験ってめったにないと思いますが、

中国で生活していると意外にも爆発に遭遇する危険ってあるんですよ。

 

例えば先日起きた天津の化学工場爆発は 記憶に新しいですよね?

あんな工場なんて言うのは中国にいくらでもあるので、

いつ爆発するかなんて 私にも予想できません。

私の家の近くにも一件怪しい工場があって、外から見る限りでは

何の工場なのか全くわかりませんが、

まず何なのかわからない所に怪しさMAXという点と、

工場の隣に小川が流れているんですが、その水が黒く

重度の汚染にさらされているため、異臭があたりに漂っています。

きっと科学物質を反応させて出来た汚染水みたいなものを、

垂れ流ししているので、その異臭がするんだと思います。

 

そして、もう一つ爆発の危険性があるのが、家庭で使う都市ガス。

ガス漏れ検知器なんてものが付いていないので、

もしガス漏れしていたら、アウトです。

 

以前南に一人で住んでいた時に、コンロの火が赤かったので、

空気の混合比が悪いのだと思い、適当に調整しました。

ブルーの火になったので、 よしよしと思いそのまま調理を

続けていました。

一端火を止めて、しばらくした後に もう一度点火したのですが、

なんと・・・

ドっカーン!!

爆音と共に、棚が勝手に開き 鍋の蓋が吹っ飛びました。

どうやらガス漏れを起こしていたようです。

 

日本でなら警報がなるんでしょうが、中国ではそんなもの

付いていませんし・・・

毎日危険と隣り合わせなんだと思います。

 

さらに昨日、家に ガス漏れ調査の おばちゃんが来て、

台所を測定したところ・・・

ガス漏れを起こしていることが判明・・・

そのおばちゃんは、

絶対に火を付けるな!!

いつ爆発するかわからない!!

と慌てて、修理屋を呼びました。

どうやらガス管接続部のナットが緩んでいたようで、そこからガス漏れを

起こしていました。

 

ただ、ガス漏れを起こしていたことは前から知っていました。

でも治すの面倒だったので、窓開けて日ごろから換気を

していたので、爆発することはなかったんです。

その状態で1年住んでいたので、今日突然爆発するなんて

警告されても、現実味がわきませんでした。

しかし、無事昨日修理を終えて、ガス爆発の危険はなくなったのです。

 

爆炸と爆发の違い

さて、爆発について長々と話してきましたが、

ここから本気で中国語を学んでいきましょう!!

 

爆発って中国語でなんていうか 分かりますか?

そう 爆炸です。

しかし、爆発について調べてみると、

爆炸 と 爆发 があるんですよね・・・

 

意外に区別できていない人が多いんですが、

あなたはどうですか?

それでは、解説していきましょう。

まず、天津で起きた爆発事件は どっちかと言うと、

http://news.sina.com.cn/c/z/tjbhxqbz/

この新聞からも分かるように、爆炸です。

では、爆发はどうなのかというと、

爆发,比喻像弹药爆炸一样突然、迅速地发生,适用范围比较广,如巨大的声音、重大事件等的突然出现;暴发侧重来得突然而猛烈,适用范围较窄,多与和水相关的事物相连,如山洪、洪水等。爆发还表示个人力量、情绪等的突然发作或表现。暴发没有这个用法暴发还指用不正当手段突然得势、发财,是贬义词。爆发没有这种用法。

と百科事典で説明されていました。

以前よくわからなかったので、中国人の妻に聞いてみた所、

「自然に起きたものは爆发、例えば火山とか」

「怒った時も爆发」

 

「爆炸は、爆弾とか人が関与して起きた事故や故意に起こした爆発」

なるほど!

わかりやすいですね。

つまり、自然現象は爆发であって

人為的に起こした系は 爆炸なんですね。

 

もう少し詳しく調べてみましたが、

戦争が勃発した・・・というような勃発は爆发

人口爆発も⇒爆发。

 

これらは人が引き起こしたものなので、一見爆炸

のような気もしますが、ポイントとなるのは、

勃発したけれど、何かが実際に炸裂したわけではない。

爆発的な感じで人口が増加したが、実際に爆発という現象は起きていない。

で、実際に物が爆発したわけではないので、爆发を使います。

 

単語の正確さは必須条件

今日は、ドラマのシーンは使いませんでしたが、

爆発の例から濃い内容をお伝えしました。

 

カッコイイ中国語を話せるようになるには、

一つ一つ突き詰めて 研究していくことです。

勘違いしていたり、間違って覚えていたのならしょうがないですが、

よくあるパターンとして、ある単語の使い方が イマイチ分からないのに、

適当に使ったりする人。 

例えば今日みたいな爆炸と爆发の違い。

ある時は爆发って言ったり、ある時は爆炸って言ったり・・・

分かる人から見ればメチャクチャカッコ悪いですので、

分からないのであれば、しっかり調べましょう。

そうすることで、毎日中国語が進歩していきます。

調べない人はずっと分からないままですし、進歩しませんよ。